まずはクルーの笑顔を考えたい

~クルーの笑顔がメンバーの笑顔に繋がる~

中途(同業界転職)
Gouta Ogata

  • Profile.

    緒方 豪太 (おがた ごうた) 緒方 豪太

    理事(事業推進管掌)/スクエアマネージャー
    熊本県生まれ。小学生から大学生まで13年間野球部に所属。大卒後、約9年間教育関係の営業職に従事。2012年より障害福祉の業界へ転職し、就労移行支援事業所で約6年勤務。2018年4月NPO法人ソーシャルデザインワークスに入職。現在に至る。

    Career Path.

    1. 株式会社LITALICO入社(2012年)
      (センター長として6年勤務)
    2. NPO法人ソーシャルデザインワークス入社(2018年)
      (熊本店管理者兼理事として勤務)


  • Q&A.

    仕事内容を教えてください
    管理者、支援者、スクエアマネージャー、理事の業務を行っています。管理者は行政対応やコンプライアンス関係の確認をします。マネージャーとしては、クルー(支援員)のマネージメント業務を行い、目標を一緒に決めたり、評価・査定したり、利用者さんの利用数や売り上げの管理をしたりします。理事としては、事業推進グループを担っており、全社の売り上げの管理や、課題が出ている拠点のサポートなどを行なっています。また、各拠点のマネージャーと隔週でMTGを行ったり、法人全体の方向性を考えたりしています。
    障害福祉分野に足を踏み入れることになったきっかけは何ですか?
    元々営業の仕事をしていて、20代から30代前半くらいまでは営業職がすごく好きで、魅力を感じていました。営業の世界って僕みたいな凡人でも天井がないんですよ、お給料とか評価とか含めて色んな意味で。自分でもチャレンジできる業界があるんだと思ってとことんやっていたのですが、売り続ける、自分自身が売れ続ける限界を感じたところもあって次の道を考えたというのが一つです。 あとは結婚を考えたんですよ。営業職時代は仕事が9割みたいな生活だったんですが、将来奥さんや子供ができたときにそれを続けるのは非現実的なのかなって感じて転職を考えました。自分自身の長所を生かして働き続けられる仕事ってなんだろうって考えていた時に福祉に出会った感じなので、福祉を選んだっていう感覚はないんです。僕の中で福祉って単純に応援するとか支えるとか励ますとか、関わる人の笑顔を追求することが自分の笑顔の追求にもなるっていう風に漠然とポジティブなイメージがあったんです。関わる方の笑顔のために働けたら僕にも笑顔が返ってくるんじゃないかなって思ったからこの業界に入ったというだけで、障害とか福祉に興味があったわけでは全くないんですよね。
  • Q&A.

    SDWs(ソーシャルデザインワークス)に転職した理由を教えてください
    前職が代表の北山さんと同じで、北山さんが退職されるってなってから北山さんがやることに興味があったのが一つですね。北山さんと縁をもちたかった、一緒に働きたかったんです。前職からすごくお世話になっていて、本当に北山さんの存在が僕の中で大きかったんでしょうね。 それから、地元のために働くということに憧れがあって、北山さんに「熊本に拠点を出してください」って言ったら出してくれるんじゃないかなっていう僕の期待とかもあったりして。元々福岡で働いていて、そのまま働き続ける選択肢もあったんですけど、前職に入社後、結婚して子供が産まれたタイミングで、人生を長い目で見て10年後20年後の幸せや家族のことを考えたときに、この仕事を自分の地元で出来たらどれだけ幸せでやりがいがあるのかなと思ったんです。それで北山さんと相談して、SDWsで働く話を進めていきました。
    実際に働いていてどうですか?
    本当に任せてくださるので、思いっきりやれるし納得する仕事がしやすいですね。うちの法人はベンチャー気質があるので、自分で作っていきたいっていう気持ちがある方が働きやすいと思うんです。自分の思いを形にできる環境があるので、半分独立させてもらってるくらいの気持ちでやっています。これは北山さんにも言っていて、「自分のスクエア(事業所)をつくらせてもらったみたいな感覚でやってるんですけど」って。北山さんも「全然そのくらいの感覚でやってもらったほうがいいです」という感じなので、全て自己責任でプレッシャーや緊張もありますけど、思いっきりやらせてもらっています。
  • Q&A.

    SDWsはどんな場所だと捉えていますか?
    関係機関の方と話していると、「個別でその方を見てくれている」っていう信頼を感じますね。スクエアに預けたらちゃんとその方をしっかり支援してくれるっていう場所になっているんだと思います。あとは、自己決定を尊重してもらえる場所になっているような気がします。支援って指導じゃないので、最終的にメンバー(利用者)さんが自己決定できる環境を作るのが大切なんですよね。って考えた時にメンバーさんの気持ちや考えが尊重される場所になっていると思います。
    支援をする上で大切にしていることはなんですか?
    どんな方に対しても人として恥のない、失礼のない支援者でいたいなというスタンスはベースにあります。それから、利用者さんだから支援者だから関係機関だからと区別せず、対ひととして尊重し、なるべく自然体で関わるようにしています。退所するなどのネガティブな関わりだったとしても、お別れするときには笑顔でお別れできる関わりを心がけていますし、メンバーさんでもクルーの皆さんでも、お詫びするときにはしっかりお詫びします。人によって対応を変えないことも僕の中では自然な関わり方なんですよね。メンバーさんもクルーも関係機関も、100%ではないにしても関わり方の8割9割の軸は同じなんです。出会った人には笑顔でいてほしいなと思っているので、自分の軸を大事に関わるようにしています。
    10年後の日本は、どんな社会になっていて欲しいと考えますか?
    福祉と医療がお互い連携し合って、もっと良いサービスや生きやすい社会を作っていけるような時代が来ていたら嬉しいなと思います。「病気」を見る医療と、その先も含めた「生活」を見る福祉、視点が違うからこそ両方が大事だと思うんです。医療ってすごく求められていて、認知度もあると思うんですけど、福祉の仕事も絶対価値ってあるんですよね。横の繋がりというか、一つの法人だけで完結せずに手と手を取り合って協力していった方が、地域もサービスも良くなるのになと感じます。そのためには福祉ももっと頑張らないといけないとは思いますね。医療と福祉がお互いを理解し合えて生きやすい社会になっていたらなって思います。10年後だったらちょっとできていそうな気がしますよね。
1日の流れ