「人を幸せにする努力をする」
~人を幸せにする努力をすることで、自分自身の成長にも繋がり、
それが何より自分自身の幸せに繋がる~
中途(異業種転職)
Airi Oka
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Profile.
岡 愛里 (おか あいり)
SOCIALSQUARE 熊本店
スクエアクルー/動物看護師/トリマー/ハンドラー
1985年生まれ。熊本県阿蘇市出身。小さい頃から動物を助けることだけを目標に進学。動物看護師・トリマー・ハンドラー取得後、動物病院に入職。結婚と出産のため動物職から離れ、その後はパソコンとFP・医療事務の資格を取得し、人間の病院でDr.の秘書として勤務。現在の世の中での子供達の将来を考え、今の自分に出来ること探していく中で、ソーシャルデザインワークスに出逢い転職。今後は誰もがゆっくりと楽しく生きやすい未来になるように、日々努力したい。
Career Path.
- 九州サンシャイングルーミングスクール動物看護科卒業
- 動物病院勤務
- 職業訓練校 (FPコース)
- 合志第一病院勤務 (院内薬局補助業務)
- 薬局勤務 (医療事務)
- 熊本市民病院 (医療秘書+震災後、各区役所にて震災関連業務)
- 熊本中央病院 (医療秘書)
- ソーシャルデザインワークス入社(2020)
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Q&A.
- 仕事内容を教えてください
- 就労移行支援を担当しています。メンバー(利用者)さんひとりひとりの状況が異なるため、その方に合った就職支援の流れを考え提案をしています。ビジネスマナーやPCといったカリキュラムや企業実習、面接の同行も行っています。
- 異業種から障害福祉の分野に足を踏み入れたのは、どんな思いからですか?
- 福祉について考え始めたのは、現在小学5年生の娘が学習障害と診断されたからでした。小学校1年生の頃からずっと娘と向き合い、どうしたら娘が生きやすくなるのかを考え、もっと自分でも福祉について学ぶ必要があると感じていました。 そんな中、娘のように生きにくさを抱える人が他にもたくさんいて、特に精神障がいは見た目ではわからないからこそ辛い思いをすることが多々あると思うので、少しでも生きにくさを抱える方々の手助けができればと考えて障害福祉に足を踏み入れました。今までとは異業種ではありますが、「常に誰かの役に立ちたい」という根本的な気持ちはどの仕事でも一緒です。
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Q&A.
- SDWsを選んだ理由を教えてください
- 「ごちゃカフェ」でグリーンバードのゴミ拾いをしながら様々な人と交流する中で、子供達も楽しそうに遊んで会話している姿を見て、これからの福祉の未来を見据えてたくさんのことにチャレンジでき、自分が成長できる法人だと感じたからです。
- 実際に就職してどうでしたか?
- 正直大変なことも沢山ありました。特に求人を開拓していくことに難しさを感じました。メンバーさんそれぞれに就きたい職種があり、企業側にも理解してもらわなければいけない中、私たちがどう伝えていくかで本人の働きやすさが変わるので、その葛藤がありました。 でも、前向きに捉えることで一歩一歩確実に進んでくることができたかなと思っています。進んでいる間はわからないけど、ふと振り返ってみるとだいぶ遠くまで進むことができているんだと今は実感できています。
- この仕事の面白さは何ですか?
- 企業実習に行った時のメンバーさんのイキイキとした姿を見られることです。スクエア(事業所)にいるときとは違った表情でスーツを着て仕事をしている姿や、作業が終わった後に私達クルーに「今日はこんなことをしてこれを学んできました!仕事を始めたらもっと沢山の事が学べそうです!」と楽しそうに笑顔で実習の報告をしてくれることが私にとっては仕事をする上での一番の面白さであり、自分のやりがいだと思っています。
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Q&A.
- SDWsで働いてきた中で、何か新しい気づきはありましたか?
- 一番大きな変化は、柔軟な考え方が出来るようになってきたことです。最初は福祉について何もわからない状況だったのでどこから手を出していいのかわからず、どの方法がメンバーさんにとって最適なのかを自分の中で考えるだけで行動に移すことが出来ていませんでした。 でも、出来ない理由を考えるのではなく、出来る方法を考え、まずやってみること。そして個人を変えていくのではなく、周りの環境因子に働きかけていくことによって、今まで生きにくさを感じていたメンバーさんがイキイキと働くことが出来る。そんな風に環境作りを行っていくことが私が今やるべきことであり、一番のやりがいであると感じています。
- 10年後の日本はどんな社会になっていて欲しいと考えていますか?
- 10年後は、少しでも生きにくさを感じている方々がもっと企業でのびのびと働くことの出来る環境になっていると嬉しいです。そのためにも地道に今自分に出来ることをしていきます。企業に対して丁寧に説明を行って、ひとりひとりを確実に就職へと繋げていき、障がい者枠での一般雇用の在り方について世の中の考え方を変えていければと思っています。10年後は、長男が24歳、長女が21歳になっているので、社会人になる自分の子供達のためにも、今の大人が狭い視野で見るのではなく、広い視野で物事を捉えることで、誰でも働きやすい世の中になっていると最高だなと思っています。
